鶴岡市(山形県)市制20周年と鶴岡アートフォーラム開館20周年を記念して、
現在世界的に注目を集めている超写実絵画の名品展を開催。
対象を超絶技巧でリアルに描く写実絵画。千葉市にあるホキ美術館は世界でもまれな写実絵画を専門とする美術館です。同館の所蔵する絵画から選りすぐりの約60点を一堂に展示する『超写実 ホキ美術館名品展』がTNCプロジェクトの企画協力により、鶴岡アートフォーラムで開催。
風景や人物などの対象を見えるままに描いた写実絵画は写真と見紛うほど。作家たちが対象と向き合い、優れた技と膨大な時間を注ぎ込んで描いた作品は「リアル」を超えた唯一無二の存在感と見る者を圧倒する力があります。「驚き」の超写実絵画展です。
【会期】
2025年7月12日(土)~8月17日(日)
【会場】
鶴岡アートフォーラム(山形県鶴岡市)
【詳細】
鶴岡アートフォーラム ホームページ【人気作家の小説にも「写実絵画」!】
本屋大賞2024第3位・第9回渡辺淳一文学賞に輝いた塩田武士さんの小説『存在のすべてを』。
あらすじは「平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者が、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の今を知る。異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる―」というものなのですが、この小説の鍵となっているのが「写実絵画」です。写実絵画という題材が「虚実」について問う珠玉のミステリー小説を成り立たせる重要な要素となっているのです。
この小説の装画を提供し、塩田さんの取材も受けた日本を代表する写実画家・野田弘志さんの絵画も今回の『ホキ美術館名品展』で展示されます。
小説ファンの方も是非!