私たちの仕事

放送運用課

放送運用課は次の3つの業務を行っています。

(1)マスター(主調整室)オンエア(以下OA)監視業務 (2)CM素材管理業務 (3)検尺業務です。(1)については日中は放送運用課の業務ですが、それ以外の時間は技術運用課の業務となります。

(1)マスター(主調整室)OA(オンエア)監視業務

OA中の番組の放送事故を防ぐため、また、トラブルが起きた際に、事故を最小限に抑えるために監視する業務です。OA中の番組の映像、音声、字幕が正しく放送されているか、ノイズ等の不具合、テロップの誤脱字や、コメントと整合性が取れているか等を監視しています。

さらには番組、音声、CM、提供スポンサー、字幕、スーパーが正しく送出されているか、素材コードを含め照合します。またスタンバイの番組、CM、提供スポンサー及びスーパーの、素材コード、サムネイル、モニターを確認しています。

(2)CM素材管理業務

登録されたCM素材を、CMサーバーにファイリング、プレビュー(以下PV)、OA終了まで素材を保管する業務です。具体的には①ファイリング作業として、搬入されたCM素材(テープ、ディスク)が、「CM素材搬入基準」を守られているかを確認します。登録されたデータと、パッケージカード、メタデータ、クレジットを照合し、CMサーバーへファイリングします。②PV作業としてファイリングしたCMをPVし、映像、音声、テロップに不備がないかを確認します。

(3)検尺

再放送番組、TVショップ番組、他局が制作した番組で放送した日時が異なるものをプレビュー(以下PV)する業務です。①PV準備として、番組サーバーにファイリングされた素材、録画表、クレジットで、番組名、話数、字幕、音声設定等を照合します。次に②PV作業として、映像の乱れ、テロップの誤脱字やコメントとの整合性、放送に適さない表現、時節柄不適切になる箇所等を確認します。終了した告知などがある場合は、視聴者に誤解を与えないように「お断りスーパー」を作成。音声については、音質に問題はないか、設定(ステレオ、モノラル、二か国語、副音声等)の間違いはないか等の確認をしています。

以上のように総じて、テレビの放送の細部にわたって間違いのないようにチェックをするという裏方として大事な業務に当たっています。

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