私たちの仕事

技術運用課

技術運用課は、放送局の最後の砦とも言われる主調整室(マスター)という場所で「オンエア(OA)監視、速報・特番対応」などの業務と福岡県内に点在する「電波の送信所の保守」の業務を行っています。OAの監視なんて聞くとただOAを見ているだけで家で見るのと変わらないのでは?と、思われますが、そんなことは決してありません。皆さんが日、見た番組ひとつとっても本編やCM、提供など様々な機械が動作しながら実現しています。その全てが問題なく動作しているかをリアルタイムで確認しながら万一に備えた準備を行っています。

速報はイメージがつきやすいかと思いますが、ニュースや地震・気象情報など視聴者の方に今、必要な情報を届けるべく手動操作で対応しています。テレビ画面の上部に突然チャイム音とともにあらわれる文字がそれです。意外にも手動なので実は毎回ドキドキしながらやっています。特番というのは特別番組の略称ですが、地震・災害・その他有事によりそれまで放送していた番組を変更して、今、起きていることを視聴者の方に伝える必要が生じた際に放送する番組です。番組変更にあたっては元々準備していたデータを書き変えたり、必要な機器の操作を行ったりとイレギュラーな対応が必要となってきますが、それら全てを問題なくこなすことで特別番組を皆さんにお届けすることができているのです。少しでも操作を誤ると正常な放送を継続すること自体が難しくなってしまうため、日々そのような事態を想定し対応を議論しあうなどスキルアップに努めることも重要です。

ここまでは全て放送局内における業務になりますが、社内に引きこもってばかりではなく社外の業務もあるんです!皆さんなかなか自宅のテレビがどうやって映っているか改めて考え直す機会は少ないかもしれませんが、基本的には自宅の屋上などに設置したアンテナで電波を受信して見ているはずです。ではその電波はどこからきているのか?実は福岡県内各所に電波の送信所なるものが点在しておりそこから24時間365日休まずに今、も電波を送信しています。そんな送信所が異常を起こしていないか、修理が必要な機械はないか、現地に行って確認する保守業務も私たちの大事な仕事の一つです。総じて縁の下の力持ち的な仕事が多い部署ではありますが、皆さんの「」に寄り添い、支える、どれも必要不可欠な仕事ばかりです。 

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