データセンターはテレビ番組を放送する為に必要なデータを入力し、間違い無い放送を行う為の準備をする部署です。業務はCMグループと運行グループに分かれます。
CMグループはTNCテレビ西日本(以下TNC)から依頼を受けて、番組中に放送されるCMにかかわる業務を担当しています。また番組の内容を伝える番組PR、TNC主催のイベント事業を紹介するPRなどCM以外の放送準備もしています。それぞれのデータを間違いなく放送する準備を行う部署です。
CM業務
広告代理店から搬入されるスポンサ-のCMや放送日時を記載した指示書に基づいてデータの登録作業を行います。番組の冒頭や終わりに企業のロゴを表示する提供クレジットと呼ばれる画像を作成します。番組によっては提供中にアナウンサーが会社名や商品名を読み上げるコメントの原稿作成や収録をします。
番組PR
事業PR
TNCが主催するコンサート、芝居などのイベントを紹介するPRを登録します。
その他PR
上記のデータを登録した後、番組毎にデータの集約を行います。すべての番組で同じCM枠に競合する会社のCMが連続して流れないように並べます。また該当する提供クレジットやアナウンスコメントを設定します。
CMの仕事は放送局の収入に直結するものなので間違いが無いよう注意して入力・チェック作業を行っています。大変な仕事ですが責任感を持って日々作業を行っています。
運行グループの主な業務内容は、「営放システム」という放送局特有のシステムを使ってデータ入力とチェックを行います。入力作業を行うに当たっては、系列局やTNC局内の関係各所から番組に関する情報を集約して行います。また入力されたデータに関しましても内容に誤りが無いか2重3重のチェック作業を行って確認しています。その後、入力されたデータから運行データと呼ばれるものを作成します。その運行データを基にマスター(主調整室)内の設備を駆動させて映像・音声や様々な信号を送信機に送り出し、発信された電波を各ご家庭のテレビが受信してOA(オンエア)が表示される仕組みになっています。
日頃より安全運行に努めなければならず、緊張感をもって業務を行わなければなりませんが、同時にとてもやりがいを感じる業務です。